過去の常設展
PAST PERMANENT Exhibition
辺見じゅん特集―『収容所(ラーゲリ)から来た遺書』映画化記念
2022年10月29日(土)〜2023年2月20日(月)
終了しました
- 展示場所
- ふるさと文学の蔵③
- 主な展示資料
- 辺見じゅん著書、自筆原稿・構想メモ、取材資料、メディア化資料
ぼくはね、人間が生きるということはどういうことなのか、
シベリアにきてようやく分かってきた気がするんだ。
―「第五章 シベリアの「海鳴り」」『文春文庫 収容所から来た遺書』より
富山県ゆかりの作家・辺見じゅん(生没年:1939~2011)。
辺見の代表作『収容所から来た遺書』は、第二次大戦後、ソ連軍によってシベリアに連行され、極寒の強制収容所(ラーゲリ)に抑留されるも、帰国の希望を捨てず仲間を励ましつづけ、自らの信念を最後までつらぬいた、ひとりの人物の実話を描いたノンフィクション作品です。
令和4年12月には、本作品を原作とした映画「ラーゲリより愛を込めて」が公開されます。
本展では、映画化を記念して、辺見じゅんの『収容所から来た遺書』の自筆原稿や構想メモ、作品執筆のための取材資料などを紹介します。
●展示資料
- ノンフィクション作品
- 辺見じゅん著作『収容所から来た遺書』『昭和の遺書』『ダモイ 遥かに』
- 第21回大宅壮一ノンフィクション賞贈呈式案内状(日本文学振興会)
- 自筆原稿・構想メモ
- 辺見じゅん自筆『収容所から来た遺書』に関する構想メモ
- 『収容所から来た遺書』草稿
- 取材資料
- 辺見じゅん自筆ノート「収容所から来た遺書ノート」
- インタビューの文字起こし原稿
- メディア化
- 朗読劇パンフレット、公演チラシ
- コミカライズ作品 など
○映画情報
タイトル:「ラーゲリより愛を込めて」
監 督:瀬々敬久
脚 本:林民夫
出 演:二宮和也、北川景子など
配 給:東宝