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過去の常設展

PAST PERMANENT Exhibition

おわら風の盆の画家 林秋路(はやし あきじ)特集

2022年6月24日(金)2022年10月24日(月)

終了しました

展示場所
ふるさと文学の蔵③
主な展示資料
林秋路による書画〈おわら踊〉、版画「おわらの四季」、版木、俳句手帖など

富山県八尾町で9月1日から3日にかけて行われる「おわら風の盆」は、情緒豊かな音曲と踊りで知られる秋の風物詩です。

八尾町出身の林秋路(1903~1974)は、このおわらを題材とした多くの書画や版画を世に残しました。絵葉書やポスター、踊り方の図解などを描いて「おわら風の盆」の宣伝や普及に貢献したほか、おわら節の歌詞の制作も行うなど、生涯を通じておわらと深い関わりを持ちました。

秋路の作品には、踊り手や地方(じかた:演奏者、歌い手)のしなやかな動きが美しい線で表現されており、絵に添えられた書(おわら歌詞)にも独特の味わいがあります。町の風景や四季のなかに息づくおわらを描いた数々の作品は、八尾の風土のそのものの魅力を伝える無二の存在だといえます。

本展では、おわら風の盆をテーマにした書画、版画を中心に展示します。秋路による独創的で情感あふれるおわら風の盆の世界をお楽しみください。あわせて、秋路の俳句についてもご紹介します。