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過去の常設展

PAST PERMANENT Exhibition

翁久允と没後50年 川崎順二・小谷契月

2021年6月18日(金)2021年12月13日(月)

終了しました

展示場所
ふるさと文学の蔵③
主な展示資料
翁久允の手元に残された記録や、川崎順二・小谷契月からの書簡、また、八尾を訪れた文人たちの原稿などを、おわら歌詞とともに紹介します。
*展示資料一覧と上記原稿の翻刻を掲載した『特別コレクション室ガイドペーパー』をご用意しています。

高志の国文学館では、公益財団法人翁久允財団の協力を得て、翁久允旧蔵資料の調査を行っています。今回は、その調査報告の一環として、翁久允(おきな・きゅういん)と、越中八尾「おわら風の盆」の発展に尽くし、本年没後50年を迎える川崎順二(かわさき・じゅんじ1898~1971)と、小谷契月(こたに・けいげつ1902~1971)との交友を伝える資料を紹介します。

八尾の地で行われてきたおわら風の盆は、昭和4年(1929)、八尾の医師で私財を投じてその発展に尽くした川崎順二を中心に「越中八尾民謡おわら保存会」が発足したことによって、大きな転換点を迎えました。 近代におけるおわら風の盆の発展は、川崎順二、民謡詩人の小谷契月、長谷川剣星、画家の林秋路ら、八尾の町の人々によって支えられたものでした。そしてそこには多くの文人たちを八尾へ案内した翁久允の協力がありました。

今回の展示では、川崎順二と翁久允との交友を中心に、小谷契月との関わりについてもふれながら、翁久允旧蔵の書簡や記録、八尾を訪れた文人たちの原稿などの資料を紹介します。