展示情報

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「生誕170年 ラフカディオ・ハーンの共感力―発見、探求、そして発信へ」

高志の国文学館では、4月11日(土)より企画展「生誕170年 ラフカディオ・ハーンの共感力―発見、探求、そして発信へ」を開催します。

ラフカディオ・ハーンは、40歳になる明治23年に初めて来日し、亡くなるまでの14年間に、紀行文、随想、文化論、民間伝承や古典に基づく再話文学など、日本に関する数々の著作を残しました。本展では、自身の体験に基づく日本文化論、日本の物語をもとにした文学作品、日本の学生たちに語った文学論等を通じて、開かれた精神をもつハーンの、共感力豊かな文学の世界を探ります。

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歌人 大伴家持-現代と響き合う詩心(ししん)

富山県の大伴家持生誕1300年記念事業の一環として開催する全3回の記念企画展のうち、第2回にあたる本年は、歌人としての家持に焦点を当てます。

『万葉集』に最多の歌を残した歌人大伴家持。家持の歌にみる、自然に対する鋭敏な感覚や、人間の孤独を見つめる深いまなざしは、千年以上昔に作られたものでありながら、現代も色あせない新鮮な叙情にあふれ、私たちの心に響いてきます。

本企画展では、「花」「自然」「心」「時間」という身近なテーマを切り口に家持の秀歌をとりあげ、家持独自の視点や美意識、関心のありかを探ります。会場に展示する現代の写真や絵、書などの芸術作品と家持の歌がどのように響き合うのか、ぜひご鑑賞ください。

家持の歌の世界をより深く知るために、歌の内容に関連する資料や、歌人家持の形成にかかわる事柄などもあわせて紹介します。

本企画展が、普遍性をたたえた家持の歌の魅力をゆったりと味わい、歌人家持の人物像について思いを巡らせる機会となれば幸いです。

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竹久夢二 音楽を描く

 竹久夢二は、大正期から昭和初期にかけて、歌曲を中心に、数多くの楽譜の表紙画を手がけました。夢二が描いた表紙画は、それぞれに色彩豊かで、画題、画風、技法、デザインいずれをとっても実に多様で、現在も多くの人に愛されています。

 当時、楽譜は、現在よりも手軽に音楽に親しめる手段のひとつでした。

 松井須磨子が演劇「復活」の劇中で歌い、レコードにも録音されて大流行した「カチューシャの唄」、夢二自身の作詞による「宵待草」、世界的プリマ・ドンナとなった三浦環が歌う「お江戸日本橋」をはじめとした歌曲、菊池寛の小説を原作とした映画の主題歌として人気を博した「東京行進曲」。流行歌から、劇場で歌われたオペラやオペレッタの歌曲、小唄、民謡まで、和洋、新旧を問わず、古今東西の楽曲が、さかんに楽譜として出版され、多くの人に親しまれました。夢二は、こうした楽譜の表紙画を、和と洋、過去と現在の文化が急速に融合し変化する時代の音楽文化を映し出すように描いています。

 本企画展では、東亜薬品株式会社より寄託を受けた竹久夢二作品を中心に、セノオ楽譜や中山晋平作曲全集といった、夢二が描いた楽譜の表紙画を紹介いたします。楽譜を手に、表紙画を見つつ歌に耳を傾けたり、演奏したりした当時の音楽文化をお楽しみいただければ幸いです。

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富山を舞台モデルにしたアニメ「サクラクエスト」

2017年の春から秋にかけて放送されたP.A.WORKS制作のTVアニメシリーズ『サクラクエスト』は、南砺市を舞台モデルにした作品で、現地の風景が作中に多く見られるなどアニメファンを中心に話題となりました。


放送終了後には南砺市からサクラクエスト製作委員会へ、南砺市と作中の市「間野山市」の姉妹都市提携の話が持ち掛けられるなど、リアルとアニメの融合による新たな取組みが行われました。


本企画では、『サクラクエスト』から生まれた『リアルとアニメの取り組み』を紹介します。

※12月16日(土)は、イベント開催のため、研修室101にて展示いたします。

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宮本輝-人間のあたたかさと、生きる勇気と。

昭和52年(1977)に、デビュー作「泥の河」で太宰治賞を受賞、その翌年に「螢川」で芥川賞を受賞した宮本輝。

現代の最も優れたストーリーテラーの一人として、「優駿」や「骸骨ビルの庭」をはじめ、ライフワークである「流転の海」シリーズ、「錦繡」「青が散る」「星々の悲しみ」、エッセイ集『二十歳の火影』など、多くの優れた作品を世に送り出してきました。

本展は、「人間が生きること」とはどういうことなのかという、宮本輝作品に通底する、人生に対する深い洞察を、その旺盛な創作活動によって生み出されてきた豊饒な作品世界をひもときながら解き明かします。

この世間でさまざまに綾なす人生に光を当て、人間の内なる心と他者との交流を映し出すとともに、困難や苦悩を抱えながらも前進する生身の姿を描く宮本輝作品の魅力を紹介します。

そこには「人間のあたたかさと、生きる勇気」が満ち溢れているに違いありません。